Royal Tea Barn

●曲面壁による視線の設定
北京中心市街地の新しい商業街「三里屯village」に入っている茶葉販売店の内装設計。三里屯villageの北区東棟は我々が建築設計を担当しているが、この茶葉販売店は南区にあり、日本の建築家、隈研吾氏が建築設計した建物のなかにある。 63平方メートルという狭い内部空間だが、施主からはお茶を展示したり、試飲したり、商談をするスペースが必要という要求があり、狭い空間にどうやって異なる機能を入れながら、狭さを感じさせないようにするか、が設計上の大きなテーマだった。そこで私たちが採用したのは「曲面壁による視線の設定」という設計手法である。狭い内部空間の中央に3次元的に曲がる壁を立てて、それが3枚に分かれてその間を様々に視線が抜けるようにした。例えばお店の入口に立つと、曲面壁の間が開いていてその間にレジカウンターが見える。東側の壁に立つと、やはり曲面壁の間のスリットから西側の壁が見える。壁の間に対象物が見えることで、ただ単に対象物が露出して見える状態より空間に「奥行き感」が増して、狭い空間が広く感じられることを考えた。天井が3.7メートルと高いので、縦長の抜けた開放感のある内部空間になっている。


プロジェクト名: Royal Tea Barn
設計:
北京松原弘典建築設計諮询有限公司
設計担当:
松原弘典、张婷婷、李晓丽
所在地:
北京朝陽区
延床面積:
63平米
構造:
RC
設計期間:
2007年5月 – 2008年3月
竣工:
2008年7月
施工:
北京天図設計工程有限公司
施主:
北京英格食品進出口貿易有限公司
撮影:
舒赫
ウェブサイト:
www.royalteabarn.com