Liuliqiao office

●動的で自然な空間
-BMW 4S Dealership
パイロット店内外装設計プロジェクト


2011年1月より始まったBMW Chinaの販売店デザインのコンサルテーションプロジェクトである。彼らは3年前からBMWドイツ本社が作成した店舗の標準設計を用いて中国展開していたが、中国のディーラーが用意する敷地が巨大であったり容積率が大きすぎたりしたために、ドイツの標準を使うと空間が間延びしてしまうという問題に直面していた。そこで中国の事情をよく知る外資企業ということでBMAに声がかかり、我々は現在、北京と上海のパイロット販売店2つの内外装設計をしている。

BMWのEfficient Dynamicsというコンセプトや、彼らの自動車デザインが追求する柔軟性を体現するために、BMWの既存のデザイン言語である直線的なデザインや格子パタンなどをベースに、より新しい要素として、「動的に知覚されるデザイン」や「自然の形態」といった新しいデザイン言語を取り入れようとしている。 

例えばBMWのブランドイメージやコンセプトを展示するスペースでは、漸次的に形状を変えるルーバーや、傾きを変える面材によって天井や壁が作られることで、動的なイメージを生み出している。また、ショールームでは、道路を走るように配置された車のそばに樹木を模したプリントパーティションをつるしてオフィスと販売ゾーンをゆるやかに仕切り、周囲にはエントランスの滝や中庭を設けることで、店内に自然の要素を取り込むようにした。材料にはメッシュ、ワイヤ、ミラー状の金属を多用しているが、これらが冷たく単調になりすぎないように、繊細な詳細とともに変化を持たせながら反復使用されている。

また建物の最初の印象を決めるファサードは、アルミニウムの押し出し材で作られたルーバーであり、6種類の角度の異なるフィンが組み合わさることで、雲のような動的な印象を生みだした。

一つ一つの空間が、ショールームとしてBMWのブランドを強めることのできる背景的な空間になるようにデザインされている。

 


プロジェクト名:
Design Review Project for BMW 4S Dealership
設計:
BMA北京松原弘典建築設計咨詢有限公司
設計担当:
松原弘典、胜田规央、李志超
刘云、山口一纪、山田哲嗣
所在地: -
延床面積: - 平米
設計時間:2011年1月-6月
竣工: -
施工: -
施主:BMW China
撮影: -